また、この季節がやってきた。いくつかの製作と合わせつつ、頭の中に別の世界のスペースができてゆく時期。 気がつけば 芸術家をテーマにすることが多い。その人の作品からたくさんの何かを感じよう吸収しよう、そしてできれば自分なりに挑戦してみようとする。残念なことにいつもほんの少し(いや大いに)消化不良のまま終わってしまうのだが。。 もっとも彼、彼女が一つの人生をかけて成し遂げた事、それどころか全身全霊をつくしても成し遂げられなかった事をたった半年のテーマ、実際は2,3ヶ月で何かをわかったつもりになって浅ましくも表現しようとするのがちゃんちゃんらおかしいのだ。 だけどだけど、こうやってすでにこの世にいなくなってしまった偉大な人たちの製作へ思いや夢や優しさやユーモアや。。そんなこんなの入り混じった愛する作品を感じながらまるで先生に問いかけるように頭の中で考える。 うろうろと歩く。本を持ち込んでお風呂に入る。自転車に乗り真冬の透明な水のような風で顔を洗ってもらいながら想像する。 いったんすべての思考を止めて寝る。起き抜けにどこかから声がする。それはだれかに対してのアドバイスのようでいて今まさに自分自身が欲しかった答えであったり。時たま、そんなことがあるファンタジアの世界に また再びどっぷりと浸れることがもうとても嬉しい。 今回はブルーノ・ムナーリ。 彼の作品とその思想とは私の思考をいったん解体して再び組み立ていくような気がする。 すっかり柔軟性を欠いたこの頭がバラバラになるかそしてバラバラにされてなお美しく組み立てれるかはわからない。 でも願わくば子供のように純粋にムナーリ先生の横で遊ぶようにしながらバッグをお財布をアクセサリーを、、作りたい。 写真は 「座りにくい椅子にできるだけ楽に座ろうとしている男の姿勢」の中の1枚。 実はこれ、子供の頃に本気でやっていた遊びにとても近い。 五人兄弟で一人部屋の持てなかった子供時代。どうやったら学習机をよりパーソナルな場所にできるだろうかと躍起になりとうとう倒して脚を横向きにしてその間に座り込んでいた。 その結果机は机として全く用をたさなくなったけど(たぶん引き出しも)私だけの小さな小屋のような部屋のような居心地の良さでしばらくは満足してそのまま使用していたように思う。 うん、きっとそうだろう。ーーその横向き脚の机が今でもちゃんと脳裏に浮かぶのだから。 もっともわたしのそれはユーモアでも芸術行為でも全くなく必要に迫られて編み出した何かだったような気がするが そんな子供が大真面目にやるばかげた行動の数々を愛おしく感じながらムナーリ先生もまた童心にかえって、いやそうじゃないな大きな子供そのままの姿で遊び続けたのかもしれないな。 浦山風 海辺にある山に吹く風。 上(うわ)風 草木、特に萩の上を吹き渡る風。[うはかぜ] 煙嵐 山中にかかったもや。山靄(さんあい)。嵐気。 追風(おいて) 追い風。[おひて] 荻風 荻に吹く風。 沖つ風 沖を吹く風。また、沖から吹いてくる風。 おぼせ 淡路、伊勢、伊豆などで4月頃の日和の時に吹く南風。 颪(おろし) 山を越えて吹き降りて来る風。冬の季節風をいうことが多い。筑波おろし、那須おろし、赤城おろし、六甲おろしなど。 オロマップ 北海道の日高山脈の南麓に吹く強風。。。。。。。 風の名前で調べて見るとなんと日本語で二千種類ものの風の名前があるそうだ。 ここに書いたのはその一部(風の名称辞典のページから少しお借りいたしました。)その地方地方での呼び名も多くあり特に東北地方での風の名前がよくめだち、そしてとてもユニークだ。 関西に住んでいる私が感じたことのない風。 強く、厳しく、横から殴りつけ、後ろから追い立てられ、そして下から突き上げる。 どうどど どどうど どどうど どどう。 やがて風がゆっくりと春を連れて谷間に流れ込む。 あちらこちらから聞こえるか聞こえないかの微かな芽吹きの音を連れて。 風を感じる。
風の音を聞く。 風を見る。 風を匂う。 エレメンツの中で一番好きなのは風。 ほおの周りに柔らかくあたり顔全体を包んでくれる風。 あちこちで跳ね返り色んな物を撒き散らしながら去っていく風 耳の中いっぱいに広がる風を聞きたいが為に少し強めに自転車を漕ぐ。そして一瞬だけ目を閉じる。 時々風を見たいなと思う もちろん風は見えないんだけど対象物から風を見る。 音から風を見る。 漂う香りから風を見る。 そんな風を身体いっぱいに取り込んで 風の形を感じる。 樹々の間をすり抜ける風は跳ね返る、そして通りすぎる 樹々の隙間がザルの目の様に風を一旦チリヂリにする。 通りすぎた風は再びまとまるのだろうか? 対象物に当たり消えゆくのだろうか? そのままの形でそれぞれの風の形が通り過ぎるのだろうか? 雨を含んだ風がキラキラと輝く。 水面を駆け巡る風が美しい波紋を見せる。 地面に落ちた赤を掴んだ側から風がそれを連れ去っていく。 . 以前からKa waeのホームページを楽しんでくださっていた方はたぶんわかっていると思いますが私にはとても悪い癖があります。。。。強制終了です。ブログ、ホームページ、インスタグラムの休止、停止。。。数え上げればきりがありません。自分にとってブログやホームページは乗り物なので乗り心地が悪いな。燃費が高いな。あら!事故ってしまったわ。なんてときは思い切って無いことにしてしまうのです。これはきっと私だけのホームページだと思っているからでしょう。。だけど気がつけば皆さんが密かに楽しんでくださっている物でもあって時々’いつの間にか記事消しましたね。とかホームページはどうしたの?とか聞かれると突然もにょもにょゴニョゴニョと長い言い訳が始まります。全くお恥ずかしい限りです。
しかしこの秋は少し成長しました。年末ぎりぎりですがやっと新ホームページを開設することができましたので どうぞどうぞよろしくお願いいたします。まだまだ骨組みだけのホームページではありますが、ここからしっかり構築していきますのでたまーに覗いていただければ光栄です。 ちなみに文章は読むのも書くのも大好きなので、あてもないつらつらと書かれたブログを更新していきたいなと思っていますのでたまには文でも読んでやるか。とまあ、適当に楽しんでいただけましたら嬉しいです。 ともあれ今年中になんとか形になってよかったなー。。あ、この上の写真は初めから載っていたものですがとてもとても好み! このまま我がブログの顔となっていただきましょう。 |